〜花魁〜



――…

―――……



『…うーん。あれ…?』



いつの間にか寝てもうたみたい…。

寝ぼけた頭で、辺りを見渡すと真っ暗に等しく

カーテンの隙間から微かに覗く外灯が、夜だって事を教えてくれる。




『ん…?』



てか、何で…俺…ベッドにおるんや?

確か、ソファーで飲んでた様な…。




ふと隣に人の気配を感じて、視線をズラすと
知らん間に帰って来た花が眠っていた。



思わず、自分の服に乱れがないか確認して…
ちゃんと着ている事が分かると、ホッとした―…。




「…ひ、かる?」



暗闇の中で、突然伸びて来た腕が
俺の頬を触る




――バチン!!




「…痛っ。」


『触るな!!!ここで、何してんだよ!?』



暗くて良く見えないけど、気配からして…

弾かれた手をさすっていて、何も喋らない。




『な…んで、帰って来るんだよ…?』


「一緒におりたいから。光が好きだから!!」



俺は好きじゃない。

俺が好きなのは、空だけやっ!!




「…光?触って。」


そう言うと、俺の手を掴み…自分の心臓に当てた。



『何…これ?嫌がらせ?』






.