『さーて…そろそろ帰るか〜花?』
赤ちゃんを抱っこして、満面の笑みを向ける花をよそに
帰る気満々の俺――。
「俺、エレベーターまで送ってくるわ!!」
[またね]と言う瑞希の声を背に、花と大和と病室を出てエレベーターを待っていると
「あぁーハンカチ忘れて来ちゃった!!取って来るから待ってて!!」
おいおい…病院でデカい声だすなよ―…。
「花ちゃん…元気やな(笑)あれが若さか―。」
『オッサンみたいな事言うな!』
「事実やんか―。お前、いつまでも若いとか思ってたら、あっちゅー間にあの世逝きやで〜」
結婚したら、こんな現実的になるんか?
なんか…将来が不安になって来た―…。
『ははっ…』
はぁー…。現実って厳しい――。
「そー言えば、昨日さ〜空きたで〜。」
まるで[友達きたで〜]みたく普通に言う大和。
『へぇー。そうなんや。花の前で余計な事言うなよー。ヤキモチ妬くから(笑)』
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