転入生が来るのなら、まず俺に話がくるはずだ。 しかも季節はずれのこの時期だ。 なんだか嫌な感じがする…。 朝、家を出るときに静かだったのは嵐の前の静けさというやつか…? 「悪い友喜! 俺、先に学校行くな!」 俺は友喜にことわって走り出した。