アリスはミシェルの頭を撫でてやると俺のほうに向き直おした。 「ねぇ、君は魔法を信じれるかい?」 アリスは何やら懐から杖らしきものを取り出し、くるくる回しながら俺に言ってきた。 すると割れていた窓やら吹き飛んだ紙などが元の場所に戻っていく。 たしかに、これは魔法に見えるかもしれない。 だけど――… 「魔法なんてこの世には存在しない」