あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

「田口、探偵ごっこだ!」


井出が突然、イスから立ち上がって言った。
すげー嬉しそうな顔してやがる。


「たんてー?井出、なんでおまえがそんなに楽しそうなの?」

「楽しいに決まってるだろ!
女子になんか興味なかったおまえが、興味持った女子が沢辺でさ、その沢辺の謎めいた感じ!」

「探偵ごっこは楽しそうだけどな」

「だろ!用事の謎がわかんなかったとしてもさ、後つけて、偶然会ったふうにして話し掛ければ問題ないだろ?」

「まぁな。じゃあオレ、井出のチャリの後ろに立ち乗りする係だから、おまえ、こぐ係な」

「わかった!」