あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

「由奈、心配して寺まで行って来たんだぞ」


サワヤカ風の男は、オレらんとこまでたどり着いて、妖精の頭に手ぇ乗せやがった。


「ごめんなさい……。友達と一緒に帰ってて……。送ってもらってたの。
田口君だよ」




サワヤカ男は、なんかすげぇ感じワリー顔(マジでなんかすげぇ感じワリー顔)でオレを見た後、オレに一言こう言いやがった。


「ありがとう。けど、もう送ってもらわなくて大丈夫だから、君も帰りな」


は?????


君?????

君とかフツーに言う奴、このクソ田舎に居たんだな。


「由奈、行こう」


サワヤカ男はオレに『君』を言い残して、妖精の手を引いた。