あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

妖精がすげぇ軽いから、坂んとこにはすぐ着いちまった。


「田口君、速いねっ」

「おまえ軽いからな」

「坂…、大丈夫?降りて押す?ここ、一人でもかなりきついよ」

「とりあえず登ってみりゃいーだろ」


オレはけっこー急な坂を、妖精乗っけたまんま登った。


「田口君、大丈夫そう…?アタシ降りる…?」

「まだ乗ってろ。どこまで行けっか、オレはオレと戦う」

「ねぇ、この自転車の名前、なんだと思う?」

「チャリンコの名前?」