あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

オレは妖精の、キラキラに光るエメラルド色したチャリンコをこぎ出した。

後ろに妖精乗っけてな。

よく考えたら、オレ後ろに誰か乗せたコトあんの井出と存在薄い川脇だけだな。


めちゃくちゃ軽いな妖精。

すげぇ軽いから、どんどん進んでっちまう。


「田口君!アタシ後ろに立って乗ったの初めてだよ!すごい楽しいね!」


妖精の話す声が、さっきよりウキウキしてやがる。
ウキウキっつー言葉とか使ったの、久々だなオレ。


「そりゃよかったな」

「うん!
田口君、菊野台の方向わかる?」

「このまままっすぐ行って、右曲がった先が坂んとこだろ?」

「そう!」