あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

「田口君、アタシが妖精みたく見えたから、気になって話してみたかったの?」


妖精が、すげぇまっすぐな質問をしてきた。

よく考えてみりゃあ、そうかもしんねぇな。
よくわかんねぇけど。


「あ〜、そうかもな。だってオレ、妖精みてぇな奴見たの初めてだかんな。
けどなんか、気になっちまっただけだからな。話してぇとか考えてなかったわ」

「アタシ、そんなに妖精みたいかな。なんか、そんなにハッキリ言われたの初めて」

「沢辺、フシギな感じするからな」

「フシギ……な感じは、言われたことあるよ。田口君も、フシギな感じだよ」

「オレ??そうなんか?自分じゃわかんねぇな」

オレらはなげぇ階段下りきって、エメラルド色のチャリンコ前に到着した。