あしたなど・わかってたまるか・コノヤロー

妖精は突然聞こえた人間の声に、驚いて振り向いた。


「わ……、びっくりした……

あ、田口君……?だよね?」

「おまえなんでオレのこと知ってんだ?!」


オレがすげぇびっくりしちまった。
一回も話したことねーのに、オレの名前を知ってやがった。


「だっていつも音無先生と楽しそうだから、田口君、目立ってるもん」


そうか。オレは目立ってっから、名前知られてんだな。
だから、知らねぇ奴から変な紙もらったんか。


「別に楽しくはねぇよ。なぁおまえ、妖精みてぇだな」




「…田口君の言ってること、何となくわかる」


妖精は、そう言いながらちょっと笑いやがった。