クラスのアイツ



全部の用事が終わってボーっとしていた。


『莉菜姉行ってきまーっす!!!』


『行ってらっしゃい♥』


亜希と雄真は学校に行った。


お父さんは朝の6時から会社に出勤、お母さんは7時40分には家を出て仕事場に向かう。


達兄と美佳姉はまだリビングにいる。


テレビを観ているようだ。


ふと時計を見ると7時58分を指していた。


そろそろ里久が来る時間だな。


あたしは荷物を玄関に置いた。


それと同時にピンポーン、とインターホンがなって里久が玄関に入った。


『わっビックリした!!莉菜~行こ!!』


『うん!!達兄、美佳姉行ってきまーす!!またメールも電話もするから!!』


靴を履いてるとき、達兄がリビングから出てきて、


『あ、里久ちゃん。おはよう。今日は莉菜よろしくね。じゃあ、行ってらっしゃい』


ニコッと笑うとあたし達が出るまで玄関にいてくれた。


『ありがと、達兄。メールするね!行ってきます』


あたし達は外に出た。