重苦しいため息一つ。




……はぁ。





「どうしたの、結衣。元気ないね」





机に突っ伏してしまった私のコトを、心配そうに覗き込む真琴。




私はその小さな顔の中にあるかわいらしいつぶらな瞳を見つめ返した。





初めて真琴に会った時も思っていたのだけど、素の真琴の顔はお化粧もしていないのに、肌は色白で目元もクリクリとした瞳が可愛らしいと思っていた。





それでいて、性格も明るくサッパリとした感じで他人に優しく男子生徒達にも人気がある。





そんな真琴は机に突っ伏している私に気にかけてくれて声をかけてきてくれたのだった。





「もしかして…ー先生となにかあった?」




ギクっ。



真琴は鋭い…。



私がどんなことを考えているかまで分かってしまうから、隠してもすぐにバレてしまう。