永久とのメールを終えると、ノートに黒板の内容を書き写し、机に突っ伏して、目を閉じた。


目を閉じて、最初に見えたのは、永久の笑った顔だった。


「んぁ?」



俺は勢い良く目を開き、首を振った。
多分、今の俺の奇声に疾風が口をへの字に曲げて此方を見ているだろう。



でも、何で永久なんだ?










俺はまだ、気づかない。