「ふふ。陸ちゃん、驚かせてごめんね。 わたし、野田です。陸ちゃんのママのお友達のケイって言います」 「あ…! あたし、橋本陸〈はしもとりく〉です。今日から、お世話になります」 靴も脱いでいない玄関で。あたしはケイさんにお辞儀をした。 「いえいえー、こちらこそ、お世話します。 あ。 春ちゃんにお世話させます」 ケイさんも笑顔で。 …途中から取り繕った顔をしてあたしにお辞儀した。 「…え?」 春ちゃんにお世話させます? ケイさんが、じゃなくて?