「ありがと…。もう行ったし、放して」 「あぁ、悪い」 離れていった熱になんとも思っていないふりをして、普段どおりでいようと努める。 落ち着かない心臓はあたしだけが知っていればいい。 熱い頬も、春木くんには見せたくない。 自然に…、アイス食べようって、提案しよう。 「ねぇ、」 「そこにコンビニあんだけど」 「へ、へぇ」 「今のお詫びにアイス買ってきてくんない?」 「は?」 自分で買ってくるよ、…じゃなくて? 「俺ハーゲンダッヅがいい」 しかも高い!