「それより早く道のり覚えてくれない? 迷惑だから」 「わかってるわよ。でも朝は遅刻したし…。だいたい道がぐにゃぐにゃしてるから…」 「方向オンチだって認めればいいのに」 「ち、違うもんっ」 くつをはいてすたこら進んでしまう春木くんをあたしはまたもや小走りで追いかける。 「ちょっと待ってよ。まだくつひもが…ぎゃ!」 見事にくつひもをふんでしまい、すっ転んでしまう。 誰もが認めるであろうだっさい格好に春木くんは笑いながら戻ってきた。