となりでシレッとした顔をしている春木くん。 隠れきれてなかったけど、春木くんはこの人たちに見つかりたくなくて。 この人たちは春木くんにとって、苦手とかそこらへんの類のもので。 てもこの人たちは春木くんのことが好きで…。 『抱いて』って! あたしの顔は一気に爆発する。 そんな軽々しく言えるもの、なの? 「なんでもないから。ほら、行くぞ」 「ふぁい…」 手首を引っ張られて歩く。 後ろで三人が何かを言っていたけど、免疫のないあたしは、『抱いて』が頭の中でぐるぐる回っていた。