次の日。 「るんるんるん♪」 私はノリノリ気分で、 教室に入る。 すると、黒板周辺に人だかりがあった。 何だろう? と思って、そこに行こうと思ったら、 アミちゃんが私の腕を掴んで廊下まで連れ出した。 「大変!春!・・・紺野が」 「翠くんがどうかしたの?」 「え?何?翠くんって」 あ、やば。 「紺野さんの名前・・・」 「翠くんって呼んでるんだ・・・」 「うん。・・・・それでどうしたの?」 アミちゃんは眉間にしわを寄せて、 廊下の壁にもたれかかった。