・・・なのに。 教室の端の方で、1人だけ立ってこっちを冷たい目で見てる人がいた。 私と目があうとすぐに目をそらし、自分の席に戻って本を読んでいた・・・。 そう、田上だった。 でもそんなのはどうでもよかった。 その時は、幸せでいっぱいだったから気にしなかったんだ。 その時はね。