「…やだ、絶対……イヤ…!」
「これで最後にする。…これ以降、もう絶対にお前に接触しない。約束する」
ふと。
蓮の声に。
打算が生まれた。
今までで一番切なくて甘い声に…聞こえた。
……約束…?
も、これ以上…。
蓮に怯えなくて、済む……?
……馬鹿だ。
私は。
…あっさりと、その誘惑に負けてしまいそうになる。
眼前に迫りくる黒曜石。
……綺麗だ。
私は怖ず怖ずと問い返す。
もう、蓮の吐息がかかるくらい、近い位置。
「………絶対…?」
「……約束する」
先程より、柔らかい声。
再度そういわれて。
私は……僅かに頷いた。

