…でも、蓮はようやく納得したように。
肩の力を抜いて、私の真正面に…座り込んできた。
胡坐をかいて、膝の上で頬杖をついて。
じっと、真正面から私を覗き込む。
…その真摯な黒曜石の光に……ちょっとだけ、怯えたけれど。
蓮が静かに切り出す。
「…………お前、体調変わったりしてないか?」
「……え…?」
何、その唐突な…質問。
話って…そんなこと?
でも、蓮には…何か大切なことなのか?
見たことがないほど、真剣そうな顔をしている。
…私に問いかける言葉を捜している様子だ。
「あー…。その、異様に腹が空く、とか」
「…………朝ごはん…食べてないから、お腹は空いてる」
まだ若干嗚咽が残った声で。
…また、小さな子供みたいな返答をしてしまった。

