ひゅ、と。
喉が鳴る。
「大丈夫。…すぐ、終わるから」
一瞬だけ、思考を手放しかけた。
でも、相変わらず、耳に妖しく吐息を吹き込まれて。
我に返ったのと同時に、ビクッ、と体が震える。
「…あ、………いや!!」
何をされるか、想像もつかない。
でも…怖い!
この人、怖い………!
「…じっとしてな?」
怯える私を無視して。
蓮は指先で私の首筋をなぞる。
ビクンッ、と。
その感触に、体が跳ねる。
「じっと、なんて……!…するわけ、ないでしょ!!」
相変わらずの虚勢。
蓮の膝の上に抱えられるような感じで、身動きが取れないくせに。

