グッと腕を掴まれて、引き寄せられた。
そうして、蓮は私を抱えたまま、自分もソファになだれ込むように座る。
「……うワッ!」
突然の衝撃に、一瞬だけ目が回る。
何が起こったか、理解が追い付かない。
「……な、?!」
「…さっきも思ったけど。お前、着痩せする?」
する、と滑らかな手つきで、背中を撫でられて。
…現状を認識できた。
ソファの上。
さらに蓮の膝の上に…抱えられるように、…私の体が重なっているのを。
「は、はァ!?なに、離し……!」
「抱き心地、いいよな」
クスクス、笑いながら。
蓮は私を抱きしめる。
ギュッと抱き竦められて、体温を間近に感じる。
…ひんやり、した……。
何故か。
…ママの冷たさを。
思い出した。

