メイさんが私を引き寄せる。
自分の胸に。
トン、と。
「…………?!」
…平らの、胸に。
「…メ、…メイ…さん?」
「…ん? 大丈夫?」
…違う!!
……胸のない、女の人だっている!!
よからぬ疑惑が頭の中をよぎったけれど。
それをきっぱりと振り払う。
と。
意外とあっさり、私を放した蓮が、目を丸くしてこっちを見ていた。
「…お前、本当に勘がいいのな」
「……は?!」
「いや、…多少接触すれば分かるものなのか? …でもな、メイの女装、こんな一瞬で見破るヤツ、珍しいよな」
「うるさいな、馬鹿蓮。もういいから、あっち行ってなよ」

