たくさんのキスをして、抱き締めてもらって、
素直になってよかったって思った。
「茜」
「ん?」
「戸籍上は姉弟だし、堂々とできないけど守るよ。絶対に」
「空…」
「傷つけると思う、泣かすと思う。でもそれでも茜と一緒にいてーから。大事にするから。」
真剣に誓ってくれる空。
「私も、一緒にいたい。だから…私も頑張るから傍にいさせてね」
何があっても一緒にいる。
辛くても、悲しくても、私は空と一緒にいる。
「茜、好き」
「好き」
好きだから、大好きだから。
私の弟は、私の大好きな人です。
[終わり]
→あとがき

