準決勝の第2試合は田島チームと北見チームとの戦いであり、実力差からすぐに結果が決まるかに見えた。

しかし、予想は外れた。
北見チームは一回戦と違い徹底的にチームリーダーの田島をマークし、連携をして動きを制した。


北見伸一の戦略がはまり、田島は上手く動けずに点を奪われていった。


田島はプライドがかなり高い部類の人間だから、その怒りは大変なものだと思うが・・・・


田島は北見らのマークを警戒し、アタッカー2機での同時に動き、互いにマークされたら防ぎ合う戦術に変えた。


初めこそ、この戦術が公を制した様に見えた。


北見チームをガードしながら互いに牽制をしながら進む為に、北見らは遠巻きにフォーメーションを組んでいた。


田島は解除キーを見つけると個人プレーに走るのを北見らはわかっていた。


これは個人の力を全面に出したチームだから当然だった、北見はそんな心理すらも武器にした。


2機で田島のセイレーンを挟み込むと、後ろから体当たりをして、無理矢理倒し込み、1機が馬乗りになり動けなくして、敵の解除キーを奪った。


あとは、敵アタッカーがこちらの解除キーを奪わないかぎり、ゆっくり、こちらの解除キーを探せるのだ。

田島はあまりにも不様な己に対して、苛立ち、セイレーンのブーストをフルに上げるが、北見も上から押さえ付けて逃さない。


互いに譲らない、、膠着していたが・・・


信じられない事が起こった田島のセイレーンの機体から緊急サイレンが鳴り、安全装置が働き、浮上用のバルーンが膨れ上っていった

北見も異常に気付きすぐに離れた。


試合は一時中断になったが原因は、田島の無理な操作による負担が機体にかかった様だった。


試合は田島を抜かし戦われたが、アタッカーが田島チームは1機居ないのですぐに試合は決着した。


試合運びを見ると、1回戦ではつまり、本気を出してなかったのだ。


北見チームの試合が終わり、戦術を研究する。
彼らはチームの要への徹底的なマークであった。


田島チームはリーダーに頼っていた割合が多かったから、狙われた。


だが、うちのチームの要は全員。
言い換えるて、この戦術は使えない、つまり、有利なのた。