美瑠『なんで言葉に詰まってるの?私、今まで病院運ばれてきたことあったの?入院したことあったの?お医者様に何か宣告されたことあったの?』
お兄ちゃんは優しくて、私がワガママ言ってもすぐ言う通りにしてくれたりして、私を甘やかす。
アメリカ留学も、私を一緒にアメリカに連れて行こうとしてた。
要するに、お兄ちゃんはシスコン。
もちろん私もお兄ちゃんの事、大好き。
そんな私が大好きなお兄ちゃんをここまで責めたのは人生初。
だって記憶喪失だとか何?
僕の事覚えてる?、とか。
夢と今現在の現実が・・・辻褄が合ってしまう。
でも、あくまで夢。夢が現実である確率なんて、ほんのわずか。
けれど、あの夢は何故か引っ掛かるんだ。
夢に出てくる場所も人物も・・・どこか引っ掛かるんだ。
美瑠『・・・ねぇ、答えてってば・・・』
春樹「そんな悲しい顔しないでよ。真面目に言い間違えた。すまないって…そんな責めんなよ。」
美瑠『嘘つけ。絶対絶対何か隠してる!』
春樹「睨むなってぇ~!隠し事なんて1つもねぇーよ。」
美瑠『嘘つき嘘つき嘘つき!もう嘘つきお兄ちゃんなんか嫌いだもん。飛行機なんてテロリストにハイジャックされちゃえばよかったのに!経済学なんて学んでるなら、人々のためにこの時代の不況どうにかしてあげたら?もうお兄ちゃんなんかジャングルに行けばいいのに!』
シスコンのお兄ちゃんへの最大の攻撃!
春樹「・・・(馬鹿)?」
美瑠『今絶対バカって思ったでしょ!?』
春樹「まず、飛行機ハイジャックはプライベートジェット機だから、あり得ない。次に不況はリーマンブ〇ザーズの倒産による影響で株価が急暴落し株主が、」
美瑠『うるしゃいっ!!』
お兄ちゃんの言葉を遮った。
私は難しい話を聞くためにお兄ちゃんを責めたんぢゃない!
春樹「・・・俺の事・・まぢで嫌い?」

