“バコンッ”
美瑠『へへっ♪勝ったぁ~☆』
絵理子との練習試合は余裕で勝てた。
勉強では余裕で勝てないんだけど…。。。
「すご~いっ!!」
「キャ―――!!」
「…様ぁ~~!!」
「大好きだわ!!」
「お上手~~!!」
…??
どこか遠くの方から女の子達の黄色い声が聞こえ…?
絵理子「ねぇ~、美瑠。向こうのコートに人めっちゃいない?」
美瑠『うん、だよね。』
絵理子も気付いたんだ?
何してるんだろ?
何かあったのかな?
美瑠『絵理子っ!!見に行くよっっ!!』
絵理子「えっ!?ちょっ、待っ!!』
なんか、こーゆーの好きなんだよねっ!!
みんなが見てると私も見たくなるのっ!
みんなが騒がしいと、すっごく気になる。
美瑠『ちょっと、ごめんなさ~い…』
気になる気持ちが抑えられなくて、絵理子の手を引っ張りながら走ってきた。
あともう少し…。。。
黄色い声が飛び交う女の子達の山の中、私はやっと先頭まで出てきた。
ふぅ~…。
山から抜けてホッと一息。
そして、伏せていた顔を上げた。
…な~んだ。
ただの男テニの練習試合ぢゃん。
…!?
美瑠『くっ、黒崎君!?』

