『……着替えた。』
私は、のんびりゆっくり着替えた。
「お時間が間に合いません。みなさん急ぎで。」
なんか、私がゆっくり着替えてたせいで、メイドサン達かなり急いでる。
なんか…、悪いことしちゃったな…。
「お嬢様、こちらへお座り下さい。」
今度は、大きな横長の鏡の前の椅子に座った。
今度は何?
そう思っていると…
1人のメイドサンは私にメイクを。
1人のメイドサンは私の髪の毛のヘアースタイルを。
1人のメイドサンは私に高いヒールのパンプスを。
ドレスにメイクにヘアースタイルにパンプスに。
そこまでしても、ドレスの裾を踏んで転んで、メイク崩れて、ヘアースタイルも崩れて…。
そんなことを考えてると、逆に食欲なくなるよ。
「完成致しました。」
『わぁ~…』
自分の顔を見て言葉を失う。
だって~!
自分ぢゃないみたい!!
髪の毛もアップされてて…。
メイクもバッチリ。
「とてもお綺麗ですよ。」
いやいやいや。
私なんかと比べものにならないメイドサン達に‘お綺麗ですよ’なんて言われたってお世辞にしか聞こえないって!
「それでは、楽しんできてください。」
そう言って、メイドサンは部屋の扉を開けた。
私は部屋を出て、翔のいるリビングに向かった。
んだけど、どれがリビング?
美瑠『この部屋はスイートルームかっつぅ~の!!』
翔「スイートルームだよ。」

