「さて、貰い受けよう。
貴方の対価。
【姫】を。」


「は…!?」

初めて同様したファウルの表情を見て、私はなぜか胸騒ぎがした


「嘘だろ?
なぜ、こいつを…。」

「それが貴方の対価だ。」


「っ……!!!」

「さて、行こうか。
お姫様。」


私に黒薔薇のソナタは手を差し延べる


私はその手をたまらなく弾いた

「…!」


「いかない。
ファウル以外の人間、嫌い。」


フッと私の返答を嘲笑うかのように笑った


「人間じゃない。
悪魔、だ。」