おじいちゃんも、親父も
地元ではそこそこ名の知れた人だった。


商売をしていたし、いろんな役員をして
会長になったりもしていた。
だから世間体にはうるさい。


自分の名を汚されることを
すごく嫌う。

だからいつも自分を守ってる。
家族の感情なんて、
この人たちにはあまり
関係のないことなんだ。


そのために俺の視界が
狭まることもあった。