「もう済んだからいいよ」

「サンキュー」

そんな言葉が聞こえたのも
つかの間先輩達が
次々と手を伸ばしてくる
『やめてッ』
そんな声も
届くはずなくて
気がついたら日が沈んで
月が顔を出していた。