─コンコンッ─ 「聖……?はいるよ~。」 部屋に入ると真剣にキャンバスに向かっているところだった。 メガネをかけて真剣に描いてる姿を見て ドキドキしながらも、聖に歩み寄った。 「何を描いてるの?」 と聞こうとしてやめた…。 鉛筆でしか描いてないけれど誰かはもう分かった。 そこに描かれていたのは顔をクシャっとさせて笑うあたしだったから……。