「みっ、美…」 名前を呼びそうになると 美雨が自分の唇に人差し指を当てた。 ……それ以上呼ぶな そんな表情だった。 そうだった…。 この恋は幅広くはバレてはいけない。 そう言われていた。 俺はバレてもいい。 自慢の彼女だから…。 でも、美雨はそんなわけにはいかないんだよな…。