理由は簡単だ。 美嘉も母親を嫌っているから……。 だから、あたしも美嘉もあの人をママやお母さんとは呼ばない。 どこか、他人のように呼んでいる。 当然だ。あそこまで傷つけられたのだから……。 それからは、誰も一言も喋らず、母親の目が覚めるのを待った。