子どもとか
大人とか、
矢蕗には関係ない。

アタシは
そんな矢蕗に
引かれはじめた

「なぁ、
俺にしとけよ
必ず幸せにするから。」

矢蕗に
抱き締められた
アタシは
今まで味わって来た
苦痛を
吐き出すかのように泣いた