「相田先生、ですよね?」
「うん、そうだよ」
さっきと違って軽いな・・・
「さっき放送で呼ばれて・・・」
「あ。もしかして神山さん?」
「はい」
「ごめんごめん、今から生徒会長特別室に行ってくれる?」
「い、嫌・・・」
無意識にイヤだと言ってしまった。
さっきは夢だと思ったのに・・・
体は正直だなぁ・・・
「え!?イヤ!?」
驚いて相田先生が顔を近付ける。
「あ、いや、あの・・・行きます行きます!」
「だよね〜」
なーんだっと、相田先生はまたコピー機に向き直る。
「あ!生徒会長特別室の場所、わかる?」
「は、はぁ・・・多分・・・」
「ま、わかんなくなったらまた戻って来てよ」
「わかりました・・・」
・・・・・・鬱だ・・・

