するとヒューの粉雪の様に真っ白な羽根から一枚の羽根を取り出す



それを両手で包み込んだ



そして手の隙間からふぅっと、息を吹き掛ける





ヒューの二枚羽根と手の中からは淡い黄色い光が零れる





そのひとつひとつのしなやかな動きにミユは目を奪われていた