「分かってくれればいいのですが。」 ミユの唇からそっと手を離した 唇にはヒューの手の温もりがまだ残っていてなんだか恥ずかしかった ヒューは何事もなかったかの様に続ける 「私としたことが、これをミユ様に渡さなければいけないのをうっかり忘れていました。」