電車内は通学の学生で少し混み合っていた



「綾。とうとう私達も先輩になるんだね。」


「本当、入学したのがこの間みたいなのにもう二年なんだよね。」


「確かに早かったよね。」


「まぁ、先輩って言うよりかは中間管理職みたいなものになるのかもね。」


「そうだね。」

「…ん?」



他校の男子がチラチラとこちらを見て何か話をしていた



「どうしたの?綾?」



「ほら、あの男子高生、美優見てる。」



「え?!もしかして寝癖付いてる??綾後ろ見て!」



「何故にそうなるかな~。…美優がかわいいからじゃん。さすが天然だわ。」


美優は綾の最後の言葉が聞こえず窓を鏡代わりにロングヘアの髪を手ぐしで整え出した




美優は、はたから見ても可愛い、スタイル抜群、サラサラの髪が美少女と言う言葉がピッタリと当てはまっていた