向かい側の窓のいつもの見慣れた流れる景色をボーっと見つめていた しばらくしてアナウンスが流れ、次の駅に電車は停車する あと5駅か… その時 一人の男子高校生が目の前を通り過ぎた ミユは慌てて立ち上がる 自分の目を疑った その男子高生の後を目で追う しかし、その男子高生は人混みの雑踏に紛れ見失った