天を仰ぎ




展望台に着くとすぐさま二人は窓ガラスに向かい手すりに捕まる


『わぁ~!天界から見るのと全然ちがう!!』


『ホント~!長い四角いのがいっぱい!!ね!ヒュー!!』


『あれは、確か…ビルと言うモノですよ。ミユ様。』


ヒューはにこやかに話しかける


『それにここに来るのにみんな羽根があるのに翔ばないで四角いハコに入って来るんだね!』

『人間は羽根を持っていても翔べないのですよ。』


『へ~!そうなんだ~!翔べないってなんだかかわいそうだね。』