天を仰ぎ



ヒューはミユとシアンとはたった5才しか違わないのにヒューは12才にして成績優秀で真面目でしっかりとしていた為にミユのお付きになっていた



『ヒュー!もうちょっと位いいでしょ?』

ミユは上目遣いでヒューを悲しそうな目で見つめる

『ヒュー。僕からもお願い!』

シアンも上目遣いでヒューを見つめる



そんな瞳で見つめられたら許さないなんて言えなかった


『はぁー。もう少しだけですよ!全く…後で怒られるのは覚悟して下さいね!』

『さっすが~!ヒューだね!!』

『ありがとう!ヒュー!』


『しかし、私からは離れない事!分かりましたか?!』


『『は~い』』



『ふっ。私が後で始末書書けばなんとかなるだろう。』

無邪気な二人に自然と笑みが零れる


『ね~ね~!ヒュー!ここの上に行きたい!』

『僕も!!』


二人はヒューの両手を掴みせがむ


『ふふっ。はいはい!分かりましたよ。』