コンコンとドアをノックする音がした 「はい。」 そう返事をしたのは理杏の母親だった 「失礼します。」 綾とミユが理杏の病室へと足を踏み入れた 「あの…これ。」 おずおずと綾が花束を母親に渡す 「ありがとうね。」 個室の病室内には心拍数を測る機械が理杏の鼓動を電子音で知らせていた 「理杏の友達の綾って言います。こっちは美優です。理杏の具合どうですか?」 心配そうに綾が話しかける 奥で簡易パイプ椅子に座っていた父親が悲しそうに口を開く