「きゃっ!!」

急な展開に驚きミユはヒューにしがみつく

しかし、夏へと変わろうとする心地よい風が頬を優しく撫でる


「ミユ様。目を開けて下さい。」

一瞬の事にミユはとっさに目を強く閉じていた


ゆっくりと恐る恐る目を開く


目を開くとヒューの整った綺麗な顔が近くにありドキッとした


更に腰にしっかりとミユを支えるヒューの手

ヒューの見た目以上にがっしりとした身体にしがみついていた事に

恥ずかしくて心臓の鼓動が自然と早まる

ヒューに聞こえてしまいそうで


顔を伏せる