「・・・え?」

突然すぎて最初は脳に伝わるまでに

時間がかかった。

でも・・・

「ごめん・・・うち、もう、彼氏いる・・・・・・」

数分後、私はこの答えを出すだけで

精一杯だった。

馬鹿。もっと早く言ってくれればよかったのに。

ずっと待ってたんだよ?ずっと欲しかったんだよ?

その言葉。

「じゃ・・・」

もう居られないと思って小走りで帰ろうとする私。

ぐいっ

「!?」

「俺にしとけよ」

後ろから抱きついてくる慶太。