カップルのおきて【修正中】

その瞬間だった。
眩しい光に、目がくらみ、よろけた私をかずが支えてくれた。
そして、もう一回フラッシュを受け、私は目を背けた。




光は、カメラのフラッシュ……。
カメラを構えていたのは……、重竹だった。






「しっ………。」




気付いたかずが声をかけようとしたら、重竹は走って逃げていった。










どうしよう……。
確実に………撮られた。









「か…、かず………。」






「大丈夫、僕がどうにかしてあげる。桃ちゃんは家に帰ってるんだよ??」





かずは私の頭をなで、門を開け、走っていった。





まさか…、追うの…??
だめっ…、あの子…、なにをするか分からない…。もしかしたら……。




私は血の気がひいた。
考えたくもないことだった。








かずが走っていった道を私も懸命に走った。







かずっ……、かずっ……、無事でいてよっ…!!!