カップルのおきて【修正中】

がちゃっ






「翔太…。」








ソファーで寝ている翔太が顔をあげて、こちらを見た。私は翔太の目線まで腰をかがめて座った。











「一人で…寝るのは、…寂しいから、あの…、その……。……きゃっ!!」






翔太は私を軽々持ち上げて、ベッドまで運んでくれた。









そして、優しいキス。口に…、頬に…、おでこに…。顔を離したとき、薄暗くてよく見えなかったけど、翔太の顔は、薄ピンクに上気しているようだった。











「…咲子。」













「翔太…。」












「俺のこと好きか…??」













「……好きよ。ずっとずっと好きだった……。」












「俺の愛、全て…お前にやる。お前だけに、本当の俺を、全てやるから。」











私は翔太のたくましい腕に抱かれて眠った。ただ、抱かれて眠っただけ…、それだけなのに、今まで生きてきたなかで1番…、幸せな夜だった。