カップルのおきて【修正中】

先生が出掛けたあとの部屋は、なおさらがらん、としていて、微かなタバコの匂いと、コーヒーの匂いが混じり合っていた。










私は窓を開けて、換気をし、部屋の掃除をすることにした。














一見、綺麗そうな翔太の部屋は、よく見ると、埃があちこちにたまっていて、掃除好きの咲子には、もってこいの部屋だった。











とりあえず、雑巾を濡らして、ふきまわった。掃除機もかけたため、次は小物を片付けようと、あちこちのものを動かした。











一瞬、ダメかな??と思ったケド、私と共有できない思いでを、私の目が届くところに、残しておきたくないから、いろいろ動かした。










そのとき、初めに見つけた、『私と先生の写真』を間近でみた。












すっごく幼い私は、翔太と肩を組んで笑っている。










先生は、このころから知ってたのかな??私の本当の気持ち…。









写真を見ると、なんだか恥ずかしくなって、私は写真をもとあったところにふせた。