カップルのおきて【修正中】

「ん……、朝??」



目に眩しい光が差し込んできて、私は目を覚ました。それと、雀の鳴き声かな。










…あ、コーヒーのにおい…。









私が床で寝ていたはずの身体をソファーから起こして、においのするほうを見た。






そこには、先生がコーヒーを飲みながら、新聞を読んでいる、朝らしい風景があった。







「お、おはよう。飯、食うだろ??向こうで着替えて、こっちおいで。」









私は先生の言うとおり、顔を洗って、軽く髪を整え、着替えを済ませて、先生の前に座った。










…なんだか、夫婦みたい…。








私が頬杖をついて、先生の顔を見ていると、ん??、とした顔を先生が向けたが、私は恥ずかしくなって、目をそらした。













「コーヒーだ…。」











私の目の前に置かれたのは、いかにも客人用のカップに半分ちょい注がれたコーヒーであった。











「あ、わりぃ、飲めないか??」



「飲めるよ、だって『大人』だしっ!!」







ついムッとして、返してしまったが、先生はふっと笑って、また新聞を読み始めた。